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歯茎におでき(10) 根管治療1 [歯茎におでき]

(歯茎におでき(9)から続く)
10月28日。前回は歯根治療は1時間くらいかかると聞いていたが、今日は最初から30分くらいかかると言われた。実際、前準備を入れずに正味30分くらいだった。まず薄いゴムの膜を口に貼って治療する歯だけを出し、その状態で治療が始まった。終始痛みはなかった。タオルで目隠ししているので何がどうなっているかはわからないが、歯根に何かをぐりぐりと刺してゆくとピッ、ピッ、ピッという音が横で聞こえ始めた。これがピッピッピッと早くなってひとまず終わった。後で説明を聞いたところでは、これは電気抵抗を測る機械の音らしい。歯根の長さがわかるのだろう。その後少しだけ掻き出すような治療があったが、なにせ見えないので知らない。それから局部レントゲン写真を撮り、暫くしてすべて終わった。思っていたよりも、あっけらかんと寝たまま終わった。インターネットで調べたところでは治療する側は全くあっけらかんではなく大変らしいが。その後レントゲン写真を見ながら短い説明があった。目の前にさまざまな色の頭をもったピン状のものがずらりと並んでいたが、これらは色によって太さが違うとのことだ。先生はこれをドリルと仮称して説明したが、極細の棒ヤスリか針ヤスリに見えた。これを使って今日のような治療を5~6回するという。機械のドリルが入らない細かい所なのですべて手作業でするとのこと。私の治療する臼歯は根が2本あるうちの前のほうは中が2つに分かれているので、その3本の中を治療する。それぞれの根の長さはすでに測ってあると言って、何か細長いビスにナットが留まっているようなものを見せてくれた。まだ穴に蓋をすると腫れるので開けたままにするという。日常生活で注意することも何もない。外見の見た目は治療前と変わらない。

私は歯根治療の意味を勘違いしていた。歯根の先の歯茎に化膿している部分があるのだろうからそれを治療するのだろうと思っていたが、そうではない。一般の虫歯治療の延長だ。ただ虫歯を削る場所が歯根内の根管で、電動ドリルが入らないから手作業で行うのだ。

インターネットで情報を探す時、私は最初「歯茎におでき」等のキーワードで探したが、これでは有効な情報にはほとんど行き当たらない。自分が歯根を治療するようになってから「歯根治療」のキーワードで探すと、色々な情報が出てきた。ただし、このキーワードだと治療が不十分で苦しんだ人の体験談もヒットし、治療を受ける前から不自然に不安になってしまう。調べるうちに、「根管」のキーワードのほうが歯科医の記述が多く、治療前の情報収集には適していることがわかった。
(つづく)


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