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坐骨神経痛(1) いきさつ [坐骨神経痛]

私の腰痛は、高校時代にまで遡る。学校の柔道の時間に受身を取り損なって腰から落ちた。その日は何でもなかったが、翌朝目が覚めると動けなくなっていた。動けないので、医者に家まで来てもらって腰に注射を打ってもらった。ずっと後で知ったところではブロック注射とかいうものらしい。この注射が良く効いて、その後すぐに動けるようになった。これが最初の腰痛だ。その時はこれが坐骨神経痛だとは知らなかった。

一度悪くした所には何かが残るらしい。その後、腰に無理な体勢で力を入れると腰痛になった。痛みの度合いはその都度違った。若い頃は無鉄砲に無理をするから苦しんだが、それでも何度か馬鹿をやるうちに少しは学習し、無理な体勢で力を入れないように注意するようになった。だから腰痛になることは滅多になくなった。それでも、時には何もしていないつもりなのに腰痛になることもある。そういう時でも気づいていないだけで、原因はあるものだ。たとえばある駅のホームの椅子に座っていて立ち上がると同時に腰が痛くなった。その時は訳が分からなかったが、同じ椅子から立ち上がって同じようにまた痛くなったことで、椅子の形とそこから立ち上がる姿勢に無理があることがわかった。

さて、そのような生活を続けるうちに、今回の坐骨神経痛がやって来た。初めはいつもの腰痛で、かなり痛かったが我慢していればそのうちに治ってゆくはずだった。以前に歯が痛かった時、痛いという意識そのものを自分の意識から取り去ってしまうように努力した結果、翌朝には何でもなくなったことがあった。今回もそれで行こうと安易に考えていた。夜寝ていて、何かのかげんで特に痛かったので痛っと感じつつ下半身を引きつらせた。我慢すればじきに治ると思いながら安易に下半身に力を入れた。ところがビリビリビリッと右ふとももに電気が走った。これがいけなかった。それ以来、今までとは比べ物にならないほど痛くなってしまった。
(つづく)


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