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第四の生き甲斐を探します97 [手記さまざま5]

三つ子の魂百までといって、人間大きく変わることは難しい。若い頃にインドア派だった私は年老いた今もインドア派だ。でも、年をとると確実に変わるものもある。それが性への興味だ。思春期の性欲百まで、という人は滅多にいないだろう。私は最近思うのだが、若い頃は「性」であったものが、年をとるとだんだん「りっしんべん」が希薄になって行く。最後にはそれが消えて、残るのは「生」だ。終活という言葉があるが、「生きているうちに」とか「私はまだ生きてる」という思いになってくる。

私は子供の頃や若い頃のものを結構保存していたほうだと思う。カセットテープなどは、何歳になっても聴けば懐かしさが蘇る。ところがエロ関係は、そうは行かない。「若い頃の記念」「当時生きた証」ではあっても、もはやそれだけだ。

さらに、エロといってもピンからキリまであり、若い姉ちゃんがオッパイ出しているのなら、それはまだましだ。ところが、PC-98の美少女ゲームとなると、昔持っていたとしても忘れてしまった人がほとんどだろう。今日私が思い返すのは、その美少女ゲームを扱った雑誌の記事だ。

私はPOPCOMという雑誌を買っていた。この雑誌は様々なゲームを取材し、美少女ゲームはその一部に過ぎない。でも私が破り取って持っていたのは、おもに美少女ゲームの記事だ。今思えば、他のページも取っておけば良かった。私は当時プログラミングをしていたし、連載漫画も読んでいた。今でも懐かしい。初めのうちはそれらのページも取っていたのだが、長い人生の間にいつしか失っていた。

POPCOMはやがて休刊となり、これは事実上の廃刊だった。私は仕方なく、他の雑誌を買った。それから暫くして私がゲームをしなくなり、雑誌を買うのもやめた。

私が最初に転居の危機を感じた時、つまり何もかも捨てて引っ越さなければならないという脅威を感じた時、私は天袋の様々なものをデジカメで撮ったりスキャナーで画像化したりして保存した。その時にPOPCOMもスキャナーでスキャンした。雑誌のページは時系列に沿って重ねられていたが、何を間違えたか、連番が逆になってしまった。つまり、時系列に沿って見て行くならば、番号の大きいほうから見なければならない。

追記
先週の途中からパスワードを再表示していました(期間が短くてすみません)。そしてついにファイル公開の直前となったので、パスワード表示をおしまいにします。パスワードが有効なことは、再テストして確認しました。企画は4つありますから、ファイル公開の日を間違えないでください。これは3つ目の企画です。今回は私のわがままな企画におつきあいいただき、ありがとうございます。