SSブログ

どうしてこんなに生き甲斐にこだわるか (3) [手記さまざま5]

叔父は、私の父が亡くなってから毎年、父の命日が近づくと私の家に来て、何時間も居座り長話をしました。その中でホームシアター計画をよく話しました。当時はまだ4Kなんてありませんでしたから、大画面というとプロジェクターが一般的でした。でも叔父はテレビの映像に凝っていて、プロジェクターの画質には不満だったので、性能の良い大画面が世に出るのをひたすら待ちました。

叔父は、ホームシアターの維持費を親戚から徴収する気でした。叔父のホームシアター計画を聞かされた親戚は、みんなそれが実現しないことを願っていました。叔父は毎年私の父の命日にうちへ来るので、私は毎年ホームシアター計画を聞かされる羽目になりました。私は、こんな関係は終わってほしいと思いました。

つづく