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スキャン日記 グレースケールでスキャンした画像を後からカラーにする不思議 [手記さまざま3]

今回のスキャン1
SNOOPY39

スヌーピーは、当時人気のあるキャラクターだった。おそらく多くの人がそうであろうように、私はキャラクターとしてのスヌーピーとそのグッズは知っていても、元になっている漫画は知らなかった。当時の私は、スヌーピーならば肩が凝らずに外国語を読めるに違いないと思っただろう。ところがいざ漫画を外国語で読んでみると、状況がよくわからない。その後、どこかでスヌーピー展があった。絶好の機会だったので私はスヌーピー展へ行った。展示会場を出るとグッズが売られており、私が入手した外国語版と同じ巻の日本語版を買い、スヌーピーと作者の解説本を買った。その解説本を読んで、私はこの漫画に作者が勝手に想定した色々な設定があることを知った。その事情を知らないと、読んでもよくわからない話があるのだった。私はスヌーピーのキャラクターとしての人気とは裏腹に、漫画は癖のあるものだと知ってがっかりした。その後何年も経ってから、スヌーピー展で買った本は処分したと記憶している。

そういうスヌーピーだから、もはや私の興味は薄い。適当にスキャンしてさっさと終わらせようと思った。もちろんカラーで保存する必要はなく、グレースケールでスキャンした。ところが、黒ベタ塗りの所が白くなってしまった。この機器のグレースケールは時としてそういう症状が出る。さすがにそのまま終わるのは後ろめたく、どうしようかと思っていた時、付属ソフトウェアのバッチ処理に「カラーモード」というのがあったと思い出した。後からカラーモードを変えられるらしい。しかし本当だろうか。カラーをグレースケールや白黒にすることはできるが、一度グレースケールや白黒でスキャンしたものをカラーにはできないのではないか。試してみた。なんと、グレースケールがカラーになった。黒ベタ塗りの所が白くならずに黒いままになった。こういう魔術を仕込んでいたとは驚いた。おそらく、ソフトウェアを終了するまではカラーモード処理前の画像情報をメモリー上に保持しているのだろう。


今回のスキャン2
SNOOPY40

ひとつ前のSNOOPY39の時から思っていたが、左または右どちらかの指サックが消えずに黄色いまま写る現象が出た。今までのスキャン作業では、赤い紙の上で指サックが認識されないことは何度もあったが、白い紙の上で認識されないのはSNOOPYが初めてかもしれない。私の推測としては、この本は左右に長く、開くと左右の端はスキャン限界に近い場所にある。指サックがあまりに端に来ると、指サックを画像から消す認識がうまく行かないのかもしれない。白い紙の端に黄色い指サックが写っているのが嫌で再スキャンを始めたが、始めたことを後悔した。ある画像で指サックが写ると(おそらく本の端がスキャン限界に近い場所へずれたから)その後連続して指サックの写る画像があり、再スキャンに疲れた。


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