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腰痛改善散歩を自分に強いる計画(0) [手記さまざま2]

0. プロローグ

くどいほど書いているが私は腰痛持ちだ。長時間同じ姿勢でいることは腰痛に悪い。とくにパソコンの前に座り続けるのは要注意だ。パソコン好きの私は、自分をパソコンの前の椅子から立たせて、外を歩かせなければいけない。ところが私はインドア派で、外に興味がない。今まで猫を見たり花を見たり、果ては他人の家の玄関の構造を観察してまでも散歩に興味を持とうとしてきたが、それも限界だ。なにしろ歩くのに苦労する腰痛持ちだから、遠くまで行けず、毎日同じような場所ばかり散歩している。さすがに飽きた。腰痛改善散歩を自分に強いる新たな計画が絶対に必要だ。

そんじょそこらのありふれた計画では、私という唐変木は散歩したいなんて思わない。何かぶっ飛んだ、奇想天外な、ある意味他の誰もやらないアホみたいな計画が欲しい。

そこで私が思いついたのは、クリストファー・ロビン計画だ。クリストファー・ロビンとは「くまのプーさん」の話に出てくる少年だが、ディズニーのアニメ映画ではあの話の舞台そのものがクリストファーの空想の産物となっている。(原作では違うかもしれない。)さらに日本語版ウィキペディアを読むと、プーもピグレットもイーヨーもカンガもルーもティガーも、そして100エーカーの森も、現実世界にそれらの元となる対象物(ぬいぐるみや森)があり、それがファンタジーの世界へと広がってできた登場人物と舞台だという。私は、この発想をいただいてしまおうと思った。

私が腰痛散歩で見てきたものをそのまま文にしても、それはつまらないだろうし、実際に見たわけでないブログ記事読者にとってはさらにつまらないだろう。だから私はアニメ映画のクリストファー・ロビンのように、極大妄想を抱こうではないか。プーや100エーカーの森に元になったぬいぐるみや森があるように、私も散歩で見てきたものを元にするけれども、それをファンタジーの世界へと広げて奇想天外な何かを作り上げようではないか。

さて、これから極大妄想・奇想天外を始めるにあたり、自分に規律を与えたい。
1. ブログ記事としてUPする前に、必ず妄想の元になった場所を散歩してこなければいけない。散歩が何よりも大事なのだから。
2. 妄想の場所は、現実世界に元となる対象物があり、それをファンタジーの世界へと広げて作ることとする。だからブログ記事にUPする時点では、私が現実に見たり体験したりした要素とファンタジーとが不可分に混ざりあったものになっているはずだ。
3. 腰痛散歩が本来の目的なのだから、話が先へ行くほど歩く距離は長くなる、つまり遠くまで行かなければいけない。でも腰痛で歩行困難な人間がそんなに都合よく遠くまで行けるはずがないのもまた事実。そこで最初のうちは、今までにも散歩で普通に行ってきた場所を扱い、東西南北さまざまな方向へと行けば、それで最初の何話かが出来上がるだろう。そうやって調子が出てきた頃を見計らい、ちょっと冒険して遠くまで歩いてみる。
4. 原則として徒歩での移動とするが、話が先へ進むと、腰痛の私では徒歩で到達できない場所を話にしたいかもしれない。バスや電車を使う場合は、必ずバスや電車を降りてからの徒歩での移動距離が腰痛散歩にふさわしい長さとなるようにすること。
5. 各回のタイトルには第一話、第二話というスタイルを採用するが、まとまった話(ストーリー)にしないと思う。なにしろ腰痛散歩に自分を連れ出すのが本来の目的なので、ストーリーに頭を悩ませたら散歩に行きたくなくなってしまう。内容は支離滅裂・荒唐無稽・奇想天外をお許しいただきたい。
6. テキストだけだと見映えがしないと思い(それに、参考にした「くまのプーさん」には挿し絵が付いているし)、とにかく第一話用の挿し絵を作った。ところが私が下手なのに加えてマウスでは思うように線が引けずにひどいことになった。四苦八苦していたらパソコンの前に座る時間が長引いて腰が痛くなりかけた。これでは、腰痛散歩を目的とするこの計画に矛盾する。だから、挿し絵はそのうちに付かなくなるだろう。

次回は第一話。下手をすると第一話でおしまいにもなりうるが、とにかく始めの一話に取りかかろう。

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