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サボが発根しない。方針を変えることにした。 [手記さまざま2]

小サボが落ちて親離れしてから2か月くらい経っただろうか。ひっくり返してみたら、傷口周りの贅肉みたいなのはまた少し大きくなり、根は出ない。これはサボが何かを訴えているんだろう、と私は考えた。根は出ないが、贅肉は出るのだから。

私は方針を変えて、土の上に載せてみることにした。そのためには、理由があってまず土にたっぷり水をかけなければならない。これはサボのためでなく、私のためだ。小サボの植木鉢は自室に置く。ベランダだと、すだれを仕舞った今では、直射日光を遮るものがないから。自室では土が乾いたら霧吹きで湿度を加える。ところが植木鉢の中の土は買ったばかりの「サボテンの土」で、こういうのは何故か余分な微粒子を含んでいる。植木鉢に土を入れる時に舞い上がる、あれだ。ああいうのは室内で霧吹きをしても飛び、私はそれが嫌だ。だから小サボを植える前に土にたっぷり水をかけ、要らない微粒子を鉢底の穴から流してしまおうという算段だ。それから一晩おいて鉢内の水を流しきり、小サボを植える。土は、根のない小サボには多すぎる水分を含んでいるので、もちろん当分は霧吹きなんかしない。直射日光はカーテンで遮り、そうでなければカーテンを開け、後は放置だ。さて、今度はどうなるだろう。

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