SSブログ

個人的記録(さらば宇宙戦艦ヤマト) [  カセットテープ(補完計画)]

つい先日、私はスカパー無料放送で歌番組を録るのをやめると決心した所だが、その決心前の最後の録画分に沢田研二の「ヤマトより愛をこめて」が入っていた。沢田研二特集の曲としては珍しいチョイスだ。せっかくだから自分のカセットテープに同じ曲があるかどうか調べた。2つあった。ところがひとつはインストゥルメンタルだった。ここから今回の私の調査と困惑が始まる。

私はウィキペディアを読んで、「さらば宇宙戦艦ヤマト 音楽集」では事情があって沢田研二の歌を使えずインストゥルメンタルになったことを知った。私のカセットテープにあるインストゥルメンタルは「音楽集」なのか。他にも「大いなる愛」がテープに入っている。(曲名は、何年も前に調べて記録したのを鵜呑みにしている。)それで私は自分の「カセットテープ補完計画」の一環として、上記の曲についてカセットテープ インデックスの記述を正確にしようとした。本当に「音楽集」なのか、それともどこかの楽団が演奏しているカヴァーなのか。

まずはネット検索して、「音楽集」またはその一部がネット上で聞けないか探した。あった。有難い方が昔の音を聞けるようにして下さっていた。ところが、ネット上の「音楽集」の最後にある「ヤマトより愛をこめて」がインストゥルメンタルではなく、沢田研二の歌入りなのだ。「音楽集」ならばインストゥルメンタルのはずなのに。私は困惑した。さらに、「大いなる愛」が私のカセットテープとは一部違っている。

これはどういうことか。ネット上の曲集には「音楽集」と書いてあるから、私のカセットの曲が「音楽集」以外の何かだということか。どこかの楽団のカヴァーなのか。この「音楽集」の最後がインストゥルメンタルでないのは、ウィキペディアの記述が正確でなかったのか。ウィキペディアの情報は正確とは限らないので論文の参考文献に使うなという話が昔あったが。何もかもわからない私は困惑し、ここで休憩をして頭を冷やした。

日を改めてネット検索し直した。どうやら昔のレコードに「音楽集」という紛らわしい名前が付いていた所から私が脱線したらしい。レコードの名前が「音楽集」だが、そもそも音楽を集めたものも一般に「音楽集」と呼ぶ。前者は固有名詞、後者は普通名詞。ネット上の「音楽集」はどうやら普通名詞のほう、UP主様が複数の曲集(「音楽集」とか「BGM集」とか)からミックスして出してくださっているらしい。

私は再出発した。「ヤマト新たなる旅立ち」ならぬ「私・新たなる旅立ち」だ。ようするに私は自分のカセットテープの中にある「大いなる愛」と「ヤマトより愛をこめて」の正体を知りたい。オリジナルサウンドトラックが元ならばそのように、どこかの楽団のカヴァーならばそのように記録を残したい。そのためにはまたネット検索だ。

「ヤマトより愛をこめて」のインストゥルメンタル・バージョンは、ネット上にひとつだけそれらしき曲があった。冒頭からカセットテープ音声と比べてみると楽器の音は一致している。ところがカセットテープ音声では2コーラス演奏しているのに、このネット上の曲は1コーラスで終わっていて短い。こういう短いバージョンが作られているのか、それともUP主様が編集したのか、まったくわからない。「ヤマトより愛をこめて」については現在ここまでで調査が行き詰まっている。

「大いなる愛」は、ネット上の「音楽集」に入っているのはたぶんBGM集からの音だ。少なくとも私のカセットの曲はそれとは別だ。私はさらに検索して、ようつべにある幾つかの「大いなる愛」を聞いて、私のカセットテープ録音と同じメロディーで始まるものを複数見つけた。しかし楽器が違う。私のカセット、ようつべA、ようつべB、それぞれに楽器が違う。ようつべはUP主様がみずから演奏した作品かもしれない。結局、私のカセットの中にあるのが「大いなる愛」という曲名で良いという所まではわかったが、どこかの楽団のカヴァーなのかオリジナルサウンドトラックの一部なのかはいまだにわからない。

ここにも私を困惑させるものがある。ウィキペディアの「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」には、このレコードが正規BGM集としてリリースされたと書いてある。でも実際には、これの他にBGM集があるとしか思えない。そうでなくては、ネット上に2種類の「大いなる愛」が出回っていることの説明が難しくなる。

私はさらにネット検索した。どうやら昔のレコード「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」はCDになっているらしい。「らしい」というのは、今までに色んな「似て非なる曲」に出くわしたので、私は慎重になっている。昔のレコードとまったく同じものが出たのか、それとも昔のレコードとは一部異なる「今ついに完全版が出た」みたいなものか。そしてBGM集は別にある。しかも、もしも私のカセットの曲がどこかの楽団のカヴァーならばそれらのどれにも当てはまらない。こんなあやふやな状態でCDを購入することはできない。とにかくネット検索、情報集めだ。

私はこの記事の最初に「スカパー無料放送で歌番組を録るのをやめると決心した」と書いた。なぜやめるかといえば、それを鑑賞する時間をカセットテープ補完計画に充てるためだ。ヤマトひとつにも、これだけの時間がかかる。カセットテープが全部で百巻近くあることと、その中の曲数を考えれば、私が他の趣味をやめてでも時間を作ろうとするのがわかってもらえると思う。

コメント(0) 

コメント 0

コメントの受付は締め切りました