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嘘訳も 黙っていれば わからない [手記さまざま2]

私は昔、タンジェリン・ドリームが好きだった。もうずっと前にブログ記事にもした。ネット上には色々な情報が溢れているが、音楽はいいとして、人が外国語で喋っている動画はわからなくて困った。ひょっとして貴重なことを喋っているかもしれないが、何言ってるのかわからなかった。誰か訳してくれないかと思ったが誰も訳してくれなかった。長い年月が過ぎ、なんかもうどうでもよくなっていた。今日、スマホをいじっていたら翻訳アプリが色々あると知った。そういえば最近の自動翻訳はどれくらいの精度で訳すのだろうか。昔よりはましに違いない。パソコン全盛期の昔は、翻訳といっても文字で書かれたものを別の言語に訳すものだった。スマホ時代の今は、音声を認識して翻訳するに違いない。試してみるのも面白いと思った。試してみた。思ったよりは、なんか日本語の文になってる部分が多い。変な部分もいっぱいあるが、スマホに声を聞かせ直すと少しましになったりした。ひょっとして、変な部分を私が日本語らしく変えてしまったら、なんか見た目だけでも訳せたように見えるかもしれないと思えてきた。

実際に試してみると、とんでもなく時間がかかった。スマホに何度か聞かせないと駄目だったり、何度聞かせても文がどうしても変だったり、人名や地名が出てきたら翻訳アプリは教えてくれないから自分でネット検索しなきゃならなかったり。そして何より、出来た文章がどの程度まで合ってるかが永遠に謎というのが虚しい。ほんの30秒をスマホに聞かせて文章にするのに、なんと数時間もかかってしまった。もうこの続きはしないだろう。でもとにかく、今日のブログ記事がひとつできそうだ。

何も知らない人が見たら、なんかまともな訳みたいに見えてくれるだろう。

Tangerine Dream - Signale aus der Schwäbischen Strasse 76' (Pt. 2)
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[...] ベルリン=ヴィルマースドルフの通り。家々の入口のうちのひとつには、記念碑がある。ここにはヴァルター・コロの2つの美しい作品「5月」が記してある。数メートル先には、こんにちタンジェリン・ドリームというグループが住んでいる。このグループは現在、外国でドイツロックの看板ミュージシャンとみなされている。蜜柑夢(タンジェリン・ドリームをドイツ語に訳すとそうなるのだが)のレコードは、ここ2年間で1兆枚売れている。グループの3人のメンバー、エトガー・フレーゼ、ペーター・バウマン、クリストフ・フランケは、この分野のたいていの音楽家が夢見るもので成功をおさめた。


ここまでで、おしまい。いちばん最初の所だから、たいした内容じゃなかった。エトガー・フレーゼという変な綴りは、わざとです。

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