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黄色い顔を色調補正 [  VHSビデオ(補完計画)]

今回の記事は、悩みつつvhsビデオの色調補正を試みる私の話だ。

事の起こりは、私が2台持っているビデオデッキのうち、新しい方に不安を感じた事に始まる。垂直同期がしばしば不安定で、絵が上下にぶれる。下辺のビリビリノイズも多めの事がある。それで、必要ならば古い方のビデオデッキで再生し直さなきゃいけないと考えた。こうして、動画のチェックが始まった。

そうしたら、ある動画で人間の肌の色が変だ。やたら黄色い。日本人は黄色人種と呼ばれるが、こんなに黄色いと黄疸だ。画像は恥ずかしいので出さない。地球防衛少女云々という、とても恥ずかしい動画だ。この年になるとなおさら恥ずかしいが、当時でも私は相当恥ずかしかったに違いない。それでも私は昔の思い出は全部PC保存する。

話を本題に戻そう。黄疸は、その恥ずかしい動画で終わらなかった。次の動画も、その次の動画も、黄疸だった!同じVHSに入っている多くの動画が、程度の差はあれ黄疸のように黄色い。

話はまだ終わらない。他のVHSビデオでも黄疸が見つかった!リトル・ロード・フォントルロイ。小公子と言った方が分かりやすいか。それの字幕版が黄疸だった。今度は黄色人種じゃない。白色人種だ。だから黄色い顔は、絶対に動画の色が変なのだ。それからエトワールという映画。フェノミナにも出てきたかもしれない女の顔が、少しだけ黄色い。動画によって黄疸には程度の差がある。

私は不安になった。この異常な色の原因は何か。私が不安を感じている、新しい方のビデオデッキが壊れたのか。それともVHSビデオテープが経年劣化で変色したのか。(磁気記録なんだから、写真みたいにセピア色に褪せるとは考えにくいが。)あるいは、このVHSビデオにダビングした元のビデオまたはその時の再生機器に問題があったのか。アナログ時代の事だから、映画の元フィルムがひどく変色していた可能性もある。本国には質の良いフィルムが残っていても、外国に持ち出され外国で商品化されたフィルムはひどく劣化している場合があった。要するに、私には原因が特定できなかった。

いくつもの黄疸動画のうち、小公子字幕版はAviUtlで色調を変更してはどうかと考えた。

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これが動画の元の色だ。ご覧の通り、黄疸だ。

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私は色調補正の手本となる画像をネットで探した。ネット上の画像もまちまちの色合いだ。私はこの中から、自分が手本にする画像を選ぶ。

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色調を補正してみた。肌の色が黄色でなく桃色に見えるように、それでいて赤すぎないように。登場人物が白色人種だから、色素がない分だけ血管が透けて見え、顔に赤みがあるはずだ。

今、エンコード中だ。長いエンコード時間を利用してこの記事を書いている。結果は、動画が出来て視聴してみるまではわからない。