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昔のマンガ本を捨てる(54) [  昔の本(補完計画)]

GS美神を片っ端から捨てる、その7回目です。

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単行本第12巻。

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美神令子の母親が登場。物語の冒頭は、見覚えのあるシーンです。「時空消滅内服液」で赤ん坊になった横島がちんまい美神令子と出会った時、実はその近くに母親がいたという始まり方ですね。母親は時間移動能力者です。現在の美神がいる時代ではすでに殺されていますが、ちんまい美神令子を守るために過去の時点から現在の令子の所へやってきました。

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それを追って敵のハーピーもやってきます。

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第12巻にはもうひとつ、夜叉丸の話があります。式神勝負で、ろくに修行を積んでいない冥子は式神をどんどん取られてしまいます。ところが12体の式神を全部取り込まないうちに、夜叉丸の様子が・・・。

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単行本第13巻。

第13巻の大部分は元始風水盤の話です。この話は第14巻の最後まで続く長編です。メドーサが元始風水盤を使って地脈の流れを変え、世界を魔族のものにしようとします。メドーサの手足となって動くのは勘九郎とゾンビ軍団。これを阻止しようとするのが美神令子、ピート、雪之丞、横島。このブログ記事では今まで原則として一発屋を除く初出キャラクターの画像を出してきましたが、そのやり方だと第14巻の最後まで初出キャラクターがいません。第14巻の横島のハンズ・オブ・グローリーは出すつもりでいます。

この話は一大長編活劇になっていて、話は盛り上がるし、戦力になる主要メンバーが勢揃いするし、横島はまた成長するし、良いことづくめのはずなんですが、なぜか、どうしてか、私はそれまでの話ほど引かれないのです。この一連の記事は当初から個人的な記事という事で書かせてもらっているので、こういう記述もご容赦ください。この話は長いです。単行本2冊近い分量。もうちょっと短いほうが一気に読みやすいと思います。カバーの袖によると、この話は香港で取材して、香港での出版もあるのでサービスで写真から起こした絵を使いまくったそうです。私は金田一の時にも書きましたがチャイナに特別な関心を抱いていなくて、舞台が日本の時よりもちょっとだけとっつきにくさを感じます。美神は「世界が魔界に沈む!!」でも「日本が魔界に沈む!!」でもなくて「香港が魔界に沈む!!」って言うでしょ。舞台が香港だから当たり前という考え方もありますが、日本にいる者としては微妙に危機感が違うんですよ。

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