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人生補完計画 カセットテープ音声のデジタル化保存(84) [  大捜索願(補完計画)]

【捜索願】ムーミン1969年版、第32話「森のゆうれい屋敷」

今回の捜索願は「大物」だ。超有名作品にもかかわらず、捜索は困難を極める。ムーミンの1969年版はビデオ化されなかった。そして多くの人々の要望があるのは間違いないのにDVD化もされない。人々はこの作品を、このまま埋もれさせるつもりなのだろうか。ずいぶん前にようつべで一部を見かけた。この時の動画タイトルが特殊で、「ムーミン」ではヒットしなかった。その時点で探せるだけ探しても、「森のゆうれい屋敷」は見つからなかった。

さすがムーミンというべきか、ビデオ化もなく数十年が過ぎているのに、ネットを根気よく探すとこの「森のゆうれい屋敷」を覚えている人の書き込みを見つける。ある人は「お化けきのこ」を覚えているし、別の人は「ゆうれい馬車」を覚えている。

おおまかなストーリーはこうだ。ミイがいたずらを考え出した。森でゆうれい馬車、粘土細工のどろ蛇、張子のお化けきのこを使って人々を驚かそうというのだ。ムーミンとノンノンはこのいたずらを手伝う事になってしまった。いたずらは大成功だったが、大人たちは森が危ないと考えて通行禁止にしてしまった。ある日ムーミン、ノンノン、ミイはヘムレンさんの家へ行く途中で雨に降られ、通行禁止の森を通って急いだ。するとゆうれい馬車が、つまりムーミンたちが動かす偽物でない本物のゆうれい馬車が追いかけてきた。どろ蛇にも襲われた。逃げ込んだ屋敷の中では、何でも食べてしまうお化けきのこが襲ってきた。ミイが「ミイたちなんにも悪いことしてないのに」と叫ぶと「おだまり!」と一喝される。森の妖精だ。ミイたちのいたずらのせいで森に人が寄りつかなくなり、森の木も花も小鳥たちもみんな寂しい思いをしていた。妖精はミイたちをこらしめるために幻のお化けきのこを見せたのだ。ムーミン、ノンノン、ミイは、もう二度と嘘をついて人をだまさないと誓った。3人は嘘をついてだました人たちに謝りに行くのだった。

じつは私にとってこの1969年版ムーミンはあまりにも古いので、私自身がまだとても小さく、ほとんど記憶にない。たった2話だけ、最終話とこの「森のゆうれい屋敷」だけを覚えている。ゆうれい屋敷のストーリーを私がかなり詳しく書けるのは、記憶のせいではない。音がカセットテープに残っているからだ。私が録音機材を買ったのは1969年よりもずっと後だから、もちろん録音したのは再放送に間違いない。この話とBGMが懐かしい思い出になっていた私は、再放送があれば音だけでも録音しようとずっと思っていた。そしてチャンスが到来して録音した。当時はVHSビデオなんか手に入らなかったので、保存できたのは音だけだった。

今回の捜索願は、この「森のゆうれい屋敷」の映像だ。私としては、要望だけ出して自分は何もしないのは恥ずかしいので、私からは手持ちの音声を出す。このブログの制限で、ひとつの音声ファイルは5MBまでとなっている。今回の音声はかなり長いので、とことん低音質にして、最後のエンディング曲をカットして、かろうじて5MB未満になった。聞くと残念な事にエフェクトのかかったような声になってしまった。音質を抑えたせいだ。
moomin.mp3

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