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人生補完計画 オブシディアン(ゲーム) [  PC-98x1(補完計画)]

今でこそゲームを全くしない私だが、昔はコンピューターゲームをやった。若い頃の趣味がプログラミングだったので、ゲーム機でなくPCのゲームに縁があった。私はゲームのビジュアル面に凝る人間なので、オブシディアンとMYSTは忘れられない。こう書くと「MYSTとオブシディアン」の順番が正しいのではないかとツッコミを入れられそうだ。私は、この手のゲームの元祖がMYSTだという事をつい最近まで知らなかった。最初に秋葉原でオブシディアンを見つけて買い、美しい3D空間を探検する(今では目新しくないが当時は画期的だった)ビジュアルに引かれて、似た作品を探してMYSTを見つけた。それで私個人の中では「オブシディアンとMYST」なのだ。

オブシディアンのプレイは、とことん迷宮入りした。それには理由がある。私が最初に買ったのは英語版だった。ゲーム中のキャラクターが喋っているのがどんな意味なのかチンプンカンプンだった。これでゲームが進むわけがない。その後日本語版も買った。これで終盤近くまでは進めたが、どうしても額縁へ向かって飛び立てなかった。蜘蛛の動かし方が間違っていたのだが、当時の私にはそれがわからず、別の所にまだ立っていないフラグがあるに違いないとあらゆる所を調べ、徒労に終わった。それでさすがにもう無理だと諦めた。その先へ進めたのは、ずいぶん経ってからネット上に解答(英語)を見つけてからだ。日本人というのは英語を聞いてわからなくても、文字で書いた英語ならば辞書と文法書を使って何とかしてしまうという特技をもっている。こういう苦労をした分、私個人にとってはMYSTよりもオブシディアンへの思い入れが強い。

オブシディアンの英語版と日本語版には違いがある。英語が日本語に吹き替えられているのは当たり前。ディスクの色が黒から赤になったのはどうでもいい。大事なのは、日本語版では図書館のカードを閲覧できないという事だ。膨大な数のカードを日本語に訳すわけに行かなかったのだろう。したがって図書館のカードを使って謎を解く部分は省略されている。私が個人的に(ビジュアル面で)好きな「雲とリングのパズル」も、図書館に入口があるために省略されている。そして最大の残念は、蜘蛛の足元を覗き込んだ時、マックスが顔を出すかわりにバグる。だから絶対に蜘蛛の足元を覗き込んではならない。セーブデータは英語版/日本語版のどちらでも共通で使える。

私は当時Windows 98でプレイしたが、その後、今どきのマシンで動くかどうか試したことがある。私の知識不足かもしれないが、Windows 7では動かなかった。このゲームはQuick Timeを使うが、新しいQuick Timeでは駄目で、ゲームに付属のものすごく古いQuick Timeでしか動かない。Win7では16bitプログラムを普通に実行しようとすると動かないはずだから、それで無理だったのかもしれない。このゲームをプレイできない環境でビジュアルをもう一度見る方法としては、YouTubeがある。ただし日本語版ではなく英語版のプレイ動画だ。もちろん英語で打ち込んで検索する。Obsidian Longplay with Commentaryが1から14までと、Ending。その他に別Ending動画とCreditsがある。
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