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足の健康 失敗談 (3) [その他の病気]

私は考察した。いったい私の右ひざで何が起こっているのか。私の推測では、痛くなった左ひざをかばい続けた結果、右足の筋肉がギブアップしたのではないか。症状をよく観察すると、力を入れずにただ膝を曲げるのは難なくできる。ところが、何かを頑張らなくちゃと思い右足にぐっと力を入れると、とたんに力がゼロになってカクッとなる。たとえば階段を登らなきゃならないから力を入れなきゃ、とか、歩いていても今までの痛みを思い出してつい足をこわばらせるとカクッとなる。

私はどうするべきか。まずパソコンの場所を移した。ぐずぐずしてはいられない。私はパソコンが使いたくなると何が何でも使ってしまう性格なのだ。中毒なのだ。ぐずぐずしていたらまたパソコンの前の床に膝を折り曲げて座ってしまう。パソコンを机の上へ持って行った。なんで初めからそこに持って行かなかったのかというと、その場所はもうひとつのパソコンの場所なのだ。だから今度はそっちのパソコンのディスプレイが追い出された。すべてがうまく行く方法を考えなければならない。

それから私が実行したこと。風呂で足をよく温める。鎮痛消炎剤は貼り薬から塗り薬に変更し、寝る前に膝だけでなく内腿、股関節にも塗る。足に余分な力を入れずに歩く。特に力を入れなくても人は立っている位はできる。それ以上の力を入れない。階段は、降りる時は歩いて降り、登る時はエレベーターを使う。今どき、東京電力が原発を失ったから、エレベーターの横に「お体の不自由な方以外は階段を利用してください」という貼り紙がしてあるが、私は膝が痛くて段を登れない。

仕事中でも可能な限り座ろうとしたが、それは無理だった。もともとが立ち仕事だ。デスクワーク等の座ってする仕事でない限りは、座っていて仕事なんか出来ない。だから一日の仕事が終わると膝が痛くなっている。家で温めたり薬を塗ったりして治すのが早いか、職場で立ち仕事をして痛くするのが早いか。何とかして痛くするよりも治すほうを多くしないと良くなってくれない。

パソコンの前に座るのは、正座はもちろん駄目。厳密には一日の生活の中で正座をしなきゃならない時はあるので、尻の下に固いクッションを敷いて膝への負担を軽くし、短時間で済ませる。イスに座るのも長時間は駄目だ。血行が悪くなり左ひざが痛くなる。足を冷やすのもいけない。これを書いている今は暑いのでつい短パンを穿いてしまうのだが、基本的に長ズボンを穿くべきだ。

5月23日、帰宅時は電車のシートに座って左ひざの鈍痛に苦しめられたが、それも最後には収まった。この日は薬を塗るのをやめて、そのかわりに風呂上がりにすぐにズボンを穿いて足を冷やさないようにした。薬を塗ってしまうと、すぐにズボンを穿けない。せっかく塗った薬が足に浸透する前にズボンに拭き取られてしまう気がするから。それでしばらく素足でいると、その間に足が冷えてしまう。これは良くないかもしれない。あと、薬を塗りまくることによるかぶれも気になったから。

5月24日、昨日までよりも少しだけ調子がいい。年をとると治りが遅いが、そんな中である日、昨日より少しだけ良くなったなと感じる日が来るものだ。昨日までは仕事帰りの最悪の状態では階段を登るのが不可能だったが、今日は試しに慎重に足を動かしたら階段を登れた。健康な時には周囲の目からエレベーターを使わずに階段を登りつつ、エレベーターでスーッと登る人に憧れたものだが、いざ自分の足が悪くなると、自分の足で階段を登れる人に憧れる。ふたたび足が良くなると、自分の足で階段を登れることが嬉しい。

まだ完治には遠い。とにかく様子を見よう。
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