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人生補完計画 カセットテープ音声のデジタル化保存(65) [  大捜索願(補完計画)]

【捜索願】1970年代前後の洋画2本。ひとつは心霊・ホラー系、もうひとつは幻想(ひょっとすると精神病理)系。


追記:
下の2本の映画のうち、【捜索願 2つめ】のほうは「怪奇な恋の物語」と判明しました。下の記述の中には私の記憶違いもありました。

追記2:
【捜索願 1つめ】のほうも見つかりました。「新・悪魔の棲む家」と判明しました。これで洋画が2本とも判明しました。


きょうカセットテープから「血とバラ」の消え残りが出てきた。「血とバラ」はビデオテープに録画したものがあるので、このチャンスにPCにも入れておこうと天袋から昔のビデオテープを出してきた。で、その作業をしながら思った。私には、子供の頃に昼の映画番組で見た洋画でどうしても見つからないものがいくつかある。その中でもとくに気になるものについて、いつかはネット上で捜索願を出そうと思っていた。今がその時かもしれない。

「血とバラ」のほうはすでにようつべに日本語吹き替え版があるので、私としてはそれと重ならないように趣向を変えて、「水野晴郎の解説と共に楽しむ血とバラ」と題して部分的にUPしたいと思っている。でもそのためにはまずVHSビデオの中身をPCへ入れなきゃならないので、しばらくお待ちいただきたい。今日のところはひとまず、私の捜索願にご協力をお願いしたい。

【捜索願 1つめ】
1970年代か、新しくてもせいぜい1980年代の、心霊をテーマとした洋画。ある空き家に数人のグループがやって来る。そこに住むのでなく、わけあって立ち寄ったと記憶している。じきにその家で不思議な現象が起き始める。人が一人死んだと思う。それからグループのうちの一人が床にある鉄製扉を開ける。その後何人も死ぬ。最後のほうでは生き残った者が鉄製扉の向こうへ入ってゆくと、白い空間に悪魔と名乗る男が座っている。生き残りの人間がどうやって悪魔から逃れたかは覚えていないが、善い霊(後述)の助けを借りたに違いない。じつは、この家には善い霊がいて、この霊が警告を発していた。つまり鉄製扉を開ける前の不思議な現象は悪魔によるものではなく、善い霊によるものだった。しかし警告を理解しなかった人間たちは鉄製扉を開けてしまい、そこから先の数々の仕業は悪魔によるものだった。最後は生き残りの人間が家から立ち去り、それを家の二階の窓から善い霊が見送る。しかし私の記憶の通りならばこの霊は最初に一人殺しており、善い霊と呼ぶのも変だ。と、こういう映画だった。

【捜索願 2つめ】
1970年代、それより古いかもしれない。映像の雰囲気はイタリアやスペインを思わせる。主人公の男は芸術家らしい。でも断片的に3つのシーンが記憶にあるだけだ。ひとつめのシーンは、男の昔の記憶として、銃か機関銃で狙撃されている。戦時中かもしれない。ふたつめのシーンは、廃屋のような場所で男女が抱き合っているのを主人公が影から見ている。3つめのシーンは昔の私にとってとても印象的だった。それは映画の結末部分。主人公は何か犯罪をおかしたはずなのだが、見たところ刑務所には入っていない。ということは精神鑑定で病院のほうへ入れられたのだろう。彼はある一室で芸術の創作活動をしている。部屋には物干し紐みたいな紐が何本も渡されていて、それに作品(絵)が吊り下げられている。作品の絵は小さめで、はがきサイズくらい。どれも同じサイズ、同じような絵が、無数に物干し紐に吊り下げられ、部屋中に下がっている。絵は抽象画だ。印象としてはここ
http://plaza.rakuten.co.jp/oekakitokkoutait/2005/
にある一番上の絵に少し近い。そこへひとりの男が入ってくる。主人公の作品を受け取りに来たのだ。男は、部屋中に下がっているどれも同じような抽象画の中から無作為に何枚か持ってゆこうとする。ところが主人公はそれを止め、別のほうにある絵から選んでくれと言う。男がその通りにして絵を持って部屋から出てゆくと、カメラはたくさんの絵の中のある1枚をアップで映す。その絵も他と同じ雰囲気の抽象画だが、他と違って真ん中に縦に大きく赤い裂け目が描かれている。これで映画は終わる。これを読んだ方はストーリーがわからずに混乱なさったかもしれない。私もストーリーという形では覚えていない。ただ、小さい頃に見てものすごく印象深かったシーンをもう一度見てみたい。

インターネットをやるようになってからこのかた、時々思い出しては検索している。でも何度検索してもヒットしない。タイトルや人物名などの確かな情報がないので、ヒットしにくいのだと思う。心当たりのある方は、ぜひ情報をコメント欄にいただきたい。
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