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牛肉 [震災後の放射能漏れ問題]

数日前のニュースによると、福島県内のある農家の肉牛から基準値を超える放射性セシウムが検出された。ある記事には規制値の4.6倍と書いてあった。この時点ではまだ出荷されていないと報道されていたが、昨日11日のニュースでは、すでに流通していたことが判明した。そして今日の朝のニュースでは、その一部はすでに他県の消費者に販売されていれた。

11日のニュースによると、牛の餌である藁から規制値を超える放射性セシウムが検出され、問題の牛は放射性セシウムを含む飼料を食べて内部被ばくしたと考えられている。

私があいまいな知識で語るより、NHKのサイトを見てもらったほうが良いだろう。
http://www3.nhk.or.jp/news/tokusetsu2011/

私が以前に福島沖の泥に棲むカレイを例に挙げて心配した「放射能汚染した食品の流通」が、こんなにも早く牛肉という形で現実になってしまった。

カレイのほうは、今すぐの問題じゃない。おそらく何年も経って、福島原発周辺の土壌の除染がひとまず終わって人々がホッとして福島へ帰り、近海で漁業を始めた頃に起きる問題だ。人々が忘れかけた頃が危ない。なにしろセシウム137の半減期は30年なので。

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