人生補完計画のひとつである、膨大な量の雑誌の保存がやっと終わった。初めは、決して無理をせずに気の向いた時に行うつもりだった。スキャナーでスキャンしながら雑誌に目を通し、来し方行く末に思いをはせるのは大事だと思っていたからだ。でも、現実にはそんなことを言っていられなくなった。生きていれば仕事はもちろん、家事もやらなければならない。そしてまた、1年も2年もこの保存計画にかかわっているのはあまり良いことではない。人間は現在のノルマをさっさと終わらせ、次の目標へ向けて歩き出す位のほうが生き生きとしていられる。だから最後のほうは不本意ながら作業を急いでしまった。

でもこの作業のおかげでブログ記事がひとつ書けそうだ。雑誌の保存のついでに保存した、大昔のPC-98ゲームの付録についてだ。

この作業の中で、私は妙なものを見つけた。今日はそれを紹介しようと思う。

これから紹介するのはゲームの中でも、なんらかの意味で美少女が関わるゲームだ。一般ゲームで主人公がたまたま美少女というものもあれば、年齢制限のある(いわゆる18禁の)ゲームもある。でもこの記事には「年齢制限が必要な絵」は出てこないので、若い男性諸氏のご期待には沿えない。私の目的は「思い出のサルベージ」だ。この記事は、同じソフトを大昔に買って今も持っている人や、今では持っていないがよく覚えているという人に見ていただき、思い出を共有したいという意図で書いている。若い男性諸氏が喜びそうな絵を出すのが目的ではないのだ。

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まずは一番一般的なものから。これを知っている人はとても多いはずだ。

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フレイというゲームに付いてきた。シューティング系(魔法を飛ばして敵を倒す)で難しかったが、ゲームへの愛情と情熱があれば必ず先へ進める。だから運動音痴の私の指先でもエンディングにたどり着けた。あの最後のオチは個人的には残念だけど、スピンオフ作品だからああいうオチにしないと次作に影響が出てしまう。おまけゲームでガンバスターみたいのとかガンダムかジムみたいのが出てきたのは楽しかった。それはともかく、この付録の中身は絆創膏だ。

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裏には、「RPGのキズの手当てにどうぞ」と書いてある。まさか実際に「RPGのキズ」に使った人はいないよな?

さて、ここからが恥ずかしい品の紹介となる。正直なところ、こんなものがパッケージに入っていたという記憶はすでに私になく、見てビックリの有様だった。

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定規だ。そこはかとなく卑猥な定規だ。なんでひとつのパッケージに2つ入っていたのかは昔も今も謎だ。たぶん、ゲームソフトを梱包する作業工程で定規を入れる係の人が間違えたんだろう。

次の品を見てもらう前にはっきり言わねばならない。私に着せ替えの趣味はない。これはパッケージに入っていたものを保管していたにすぎない。

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下着姿だ。とんでもねえ。でも、かろうじて年齢制限の必要はないだろう。はるか昔に保管した茶封筒の中からこれが出てきた時には、ホントに驚いた。実はこの人形(厚紙)には型抜き時のゴミが付着していて、それをスキャンしたものだから、スキャナにゴミが付いてちょっと困った。

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これは着せ替え人形だから、着せる服のパーツも同じ茶封筒に入っていた。

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ふつう着せ替えの服は人形にひっかけるための部分が出ているが、これにはない。たぶんシールになっているのだろう。ひたすら保存していて実際に使っていないので推測にすぎないが。

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マニュアルの「内容物の確認」欄に、この着せ替え人形が載っていない。マニュアルでは、まるでこんな着せ替えは同梱されていないかのように無視だ。マニュアルの原稿が出来上がった後で付録が確定したのかな?

あー恥ずかしかった。とっとと次へ行こう。

次は、スキャンできなくて困ったもの。

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飛び出す絵本か。困るな立体は。フラットベッドスキャナーではどうにもならん。仕方がないからデジカメ持ってきて写したが、それも大変だったぞ。

最後は、ゲームソフトの付録として「これほど意味不明なものは他にあるまい」というもの。

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これはそもそも何に使うものなんだ?果たして、これに使い道があるのか?

これで今回紹介するゲーム付録は終わりだが、ついでにもうひとつ書いてしまおう。以前の記事で私はカスタムという会社のキャラットというゲームを褒めちぎったが、今回マニュアルに再度目を通して、ちょっとうろたえた。私はエロに関しては淡泊だが、この会社は相当にエロかったのだ。昔の私はそんな事もわからなかったのか、それとも昔の私は濃かったのか?キャラットだけでなくTEENのマニュアルにも目を通した。そうしたら疑惑が確信に変わった。やっぱエロいわ。私には濃すぎる。今では存在しない会社に何を言っても「独り言」みたいなものでしかないが、それなら最後に独り言ついでに載せておこう。「私はこういう可愛い絵だけあれば幸せだったのに」という画像を。

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そして私は次の人生へと行くぜ。補完計画のほうは暫くお休みだ。なにしろ今まで補完計画を優先するあまりに仕事や家事がおろそかになっていた。それを挽回しなければ。でも(数か月後だろうけれども)また補完計画の続きもきっとやる。