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梱包に凝る [手記さまざま4]

少し前の記事で、ベネチアの壁掛けを出品するのを諦めたという話をした。今回は、その続き。

その後、私がどうしたかというと、ベネチアの壁掛けと聖母子ろうそくを処分するために色々考えた。

聖母子ろうそくは、中身が「ろう」なので可燃ということで、可燃ごみ袋に入れた。でも、今まで大事にしてきたものを台所の生ごみと一緒にする気にはなれず、新しいごみ袋を出し、それに「副葬品」のようにして数十年間の仕事のプリントや封筒の束を入れた中に、ろうそくも入れた。さらに、若い頃から取ってあった小型の「だるま」や、小さな人形も入れた。

ベネチアの壁掛けは不燃ごみなので、同じ中には入れられない。不燃ごみ回収は月に2回しかないので後回しとなった。

さて、壁掛けを入れるにはわずかに小さかった箱を私は見つめた。これに入りそうな物が思い浮かんだからだ。今までの2回の出品のようにすぐ買い手が付くとは限らない。最初から最低価格に設定するので、それより値引きもできない。(らくらくメルカリ便の商品価格は送料と手数料込みだから、安くするとしても限度がある。)転居があるから、1か月経って買い手が付かなければ出品をとりやめて不燃ごみとして処分する。

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まず私は、箱の内側に仕切りを作った。もちろん厳密に書けば、まず商品を置いてみて仕切りの場所を確認し、箱の内寸から仕切り板の大きさを決め、別の段ボール箱から仕切り板を切り取り、ガムテープで貼り付けた。面倒だった。

なんでこんな事をするかというと、中に入れる物が3つあるだけでなく、こわれものだからだ。私が以前に外国から小型包装物として陶器のコップを2つ日本へ送った時に、梱包材が十分に入手できなかったせいで中身同士がぶつかり、取っ手が取れてしまった。その時の教訓から、仕切りを作った。

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次は、段ボール箱下側のクッション。個々の品物をプチプチで包むだけでは箱内で転がるかもしれず、動かないように新聞紙をくしゃくしゃにして詰める。試したところ、いちばん右の区画だけは品物が大きめで、新聞紙クッションの高さを低くする必要があった。

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プチプチで包んだ品物を置き、くしゃくしゃ新聞紙の両端を品物になじませる。品物の上下にはプチプチ+新聞紙があるので、上下はこれで良いことにする。

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品物の左右の隙間に、くしゃくしゃ新聞紙を詰める。これで左右は良いことにする。

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最後に、品物と箱の蓋との間を、くしゃくしゃ新聞紙で埋める。新聞紙が足りなくなってきたこともあり、この部分は空いている所全部に詰めるのでなく、品物と箱の蓋の間に新聞紙が入って品物が動かなくなれば良いこととする。ただし、いちばん右の区画にある品物は付属品があり、品物本体と付属品の間にも新聞紙の端を突っ込んで動かないようにすることを忘れない。

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そして箱の蓋をガムテープで留める。ここまで来たら、後は購入者からの通知を待つだけだ。実は昨日、最寄りのファミリーマートへ行って試しにマルチコピー機のタッチパネルを操作し、メルカリのヤマト便を受け付けてくれることを確認済みだ。