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先代スマホが壊れた [手記さまざま4]

スマホの契約期間が終了した時点で解約し、自分にとって有利な会社と新規契約する。その時に、既存のスマホのSIMロックを解除して使い続けるか、新規にスマホも購入するかを決める。うちの親は、既存のスマホのSIMロックを解除して使い続けた。私は既存のスマホに不満たらたらだったので、新規にスマホも購入した。その時に私は、親のスマホは大丈夫だろうかと少し心配した。なぜなら、今どきの機器は耐用年数が長くなく、スマホの場合、以前によくあった二年縛りの期間が耐用年数に設定されている可能性があるからだ。結果的に、親のスマホはまだ使えているので助かった。いっぽう、私のスマホは今日、壊れた。私が今スマホとして使っているのは新規に購入した物だが、先代スマホもすぐには捨てず、ローカル環境にある動画を見るのに使ってきた。今日も動画を見ようと電源ボタンを押したが、反応がない。長押ししても、ものすごく長押ししても、反応がない。電池切れかと思い充電を開始したが、画面は真っ黒で充電中の絵が出ない。前回使ったのは数日前で、その時は普通に使えて、電池残量も十分だった。突然の故障だ。

私が子供時代を過ごしたのは昭和時代で、その頃の機器にももちろん耐用年数はあったはずだが、アバウトだった。たとえ壊れても、修理すればまだ使えるという時代だった。現代は、修理するよりも買い替える時代だ。格安で買って使えるだけ使い倒す。そして買い替える。時代も商品も、とっくにその流れに乗っている。私もその流れに乗って生きているのだが、昭和時代の、良い品を修理しながら長年使い続ける精神も、嫌いではなかった。