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オブシディアン022 [手記さまざま4]

ライラは、マックスの悲鳴が聞こえたオブシディアンの方へと走る。プレイヤーは、オブシディアンへの方向でクリックするだけでいい。後は長い動画が勝手に動いてくれる。

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オブシディアンに着くとその表面が割れ、ライラはオブシディアンの中へと落ち込む。すると暗闇の中で奇妙なロボットが仕事をしており、実はそれが無数のナノマシンだとわかる。そしてナノマシン達が作っていたものは巨大な球で、これはライラが見た悪夢の世界と瓜二つだ。自分の悪夢が現実の空間として現れたら、ライラはさぞかし気分が悪かっただろう。

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巨大な空間の向こう側に課長と名乗る男がいて、橋が壊れたから直す手続きをしてくれと勝手なことを言う。ライラが見た悪夢は一向に捗らないお役所仕事だから、手続きのためにあちこち行かされることは想像に難くない。ただし、ライラとは違ってプレイヤーにとっては、そのあちこち行く場所が実にユニークで独特な雰囲気のある場所で、それが楽しみだ。実はこれからあちこち行く場所は、この巨大な立方体の空間に全て収まっている。最初にプレイした時は気づかないが、すべての興味深い場所がもうプレイヤーに見えているのだ。

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エレベーターを降りた所でビデボットという機械人間と会話した後で、試しに周りをぐるりと見回してみる。すると左右の壁には何やら沢山のオブジェが貼り付いている。実はこれはオブジェではない。もしもその壁が床だったら、と考えると、オブジェは別のものに見えてくるだろう。プレイヤーはある特定の行動をとることで、立方体の6面それぞれを床として立っていられるのだ。

昔グリコのキャラメルは「一粒で二度おいしい」という宣伝文句で売っていたが、この立方体は「ひと箱で六度おいしい」のだ。

コメント(2) 

コメント 2

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nepia

本日、winXP 32bit SP2のノートパソコンにて起動確認できました。
まだテントの中のPCを見たところまでですが、映像・BGMは問題なしです。
ただ、PC内の文書のスクロールをクリックすると一気に最後まで送られてしまい途中が読むことができませんでした。
攻略に差し支えなければいいのですが…
by nepia (2021-08-25 21:40) 

blueclouds

おめでとうございます! XPではBGMも含めて問題ないのですね。私が持っていたXPマシンはずっと前に壊れてしまい、もうありません。今はDOSBox-Xというエミュレータを使っています。スクロールが一気に最後まで送られてしまう事については、残念ながら何もわかりません。ただの推測ですが、XPマシンの処理速度がWin95と比べてあまりに速いので、一瞬に何度もクリックした扱いになってしまうのか?
私は今オブシディアンのプレイを中断しているので、nepiaさんはすぐに私のプレイを追い越すでしょう。巨大な蜘蛛の空間に出たら、くれぐれもセーブをお忘れなく。うっかり直進すると日本語版は先へ進めなくなると思います。それでは、素晴らしいオブシディアン・ワールドをお楽しみください。
by blueclouds (2021-08-26 13:19)