SSブログ

DMR-XW31 [手記さまざま]

DMR-XW31

今回の記事は個人的なメモという色合いが強いし、ある特定の機種についてというマイナーな情報だ。だから各ブログへの更新通知は出さず、人知れずこっそりと公開するつもりだったのに、数日の間にSo-netブログの管理画面が変わってしまって設定方法がさっぱりわからん(So-netブログさん、あんまり管理画面のレイアウト変えないでね)。そんなわけで各ブログへの通知は行ってしまうだろう。すまない。

**** 外見レイアウト ****

この製品は、DVDのトレイのフタが左端に付いている。そのトレイを出すためのボタンは、なぜか右端下部に付いている。つまりいちばん遠い。ではDVDのトレイがある左端下部には何があるかというと、電源ボタンがある。おそらくは他の製品とのレイアウト統一か何かの都合でこうなったのだろうが、機能的ではなく、わかりやすくもない。

**** DVDレコーダー機械部 ****

私が持っている昔のDVDレコーダーも、同じ会社の製品だ。DVDレコーダーの機械部分に関してだけ言うと、昔のほうが良かった。まずトレイのフタ。昔のは、埃が入らないようにしっかり閉まった。今度のは、何かの拍子に指が触れるとパカパカと開く。

DVD-RAMを入れてみた。ボタンを押すとトレイが引っ込んでゆく。でも昔のレコーダーと何かが違う。ディスクが引っ込まないうちにカートリッジのシャッターが少しずつ開いてゆく。試しに同じDVD-RAMを昔のレコーダーに入れてみた。トレイが引っ込んでゆき、相当引っ込んだ時点でシャッターが「シャッ!」と開いた。新機種は、埃対策はあまりされていないのか。

**** 操作一覧 ****

リモコンの操作一覧ボタンを押してメニューを表示させようとすると、実際に表示されるまでに「ひと呼吸」の時間がかかる。初めのうちは押し方が悪かったのだと思ってもう一度押してしまったから、メニューが表示された瞬間にボタンを押してまた消してしまったこともある。ひと呼吸おかないでパッと表示できないものか。

その他にも、「番組編集」メニューの中の「番組名編集」を選択した時にも、表示までに「ひと呼吸」の時間がかかる。

**** 戻る ****

操作一覧のメニューから設定などの深い階層メニューへ行った場合、そこから抜ける方法は基本的に「戻る」ボタンしかない。つまりこのボタンを何度も押して少しずつメニューの浅い階層へ行き、メニューから抜ける。論理的だが、実用的でない。人間には時としてショートカット(近道)というものが必要だ。ある会社のテレビのリモコンには「戻る」ボタンの他に「終了」ボタンも付いている。初めはなぜ似た機能のボタンが2つあるのかわからなかったが、使っているうちに「終了」ボタンの有難さがわかった。メニューの深い階層から一気にメニューを終了できる。この機能は、必要だと思う。

ちなみに、操作一覧の中の設定などの深い階層メニューが表示されている状態で「再生ナビ」ボタンまたは「番組表」ボタンを押せば、一気にメニューをキャンセルしてそれらの画面が表示される。まあ一種の裏技か。そうなると、この裏技が使えない部分、つまりボタンひとつでテレビ番組画面に戻る機能がないことが残念だ。

**** 文字入力 ****

昔のDVDレコーダーは漢字入力ができなかったが、今は多くの機種で漢字入力ができるようだ。それは有難い。

文字を選択するにはカーソル(選択部分)を上下左右に移動させて決定ボタンで一文字決定、が基本だが、これでは押すボタンが多くて面倒なので、数字ボタンを数回押して文字が選択できるようになっている。同様に便利な機能として、画面上の「変換」「確定」などへカーソルを移動させる手間なく、再生ボタンで変換、早送りボタンで確定といった操作が行える。そこまではいい。ここからが問題だ。数字ボタンはリモコンのフタを開けたその中にある。いっぽう再生ボタンや早送りボタンはリモコンのフタの上に付いている。つまり文字入力・変換中は、リモコンのフタをパタパタパタパタ開けたり閉めたりしながら操作することになる。これ、何とかならんか。

**** 再生ナビ ****

HDDに入っていて再生できる番組の一覧をどう表示するかは、各社が個性的な方法をとっているようだ。ある会社はサムネイルをずらりと並べてわかりやすくしている。これはひと目でわかる快適さをもつと同時に、もしもサムネイルにした静止画がたまたまよくよわからんシーンだったら逆に全然わからんという短所ももつ(後からユーザーがサムネイルを変更することは可能)。というのは、他社の話だ。さて、この機械の場合は。

この機械の場合は、ずらりと文字で一覧表示された番組のうち、現在選択中のものだけが左横のミニサイズ画面に映り、動画・音声つきで視聴できる。初めは、とてもいいような気がした。でもそのうちに、うっとうしくなった。音だ。番組一覧を表示させて、どうしようかと考えている間じゅう、番組の音声が鳴り響く。音はいらない。動画だけでいい。

**** スキップ設定 ****

私は地上波デジタルと外部入力(おもにスカパーチューナーから)を録画している。BSアンテナはないし、地上波アナログは映りがひどいので使えない。だから「スキップ設定」でBS、CS、地上アナログを「スキップする」設定にしている。こうすれば入力切替をする時にBS、CS、地上アナログをスキップできる。

ところが、外部入力の状態でうっかり「番組表」ボタンを押してしまうと、なんとスキップするはずの地上波アナログの番組表が出てしまう。出てしまうといっても電波を受信していないから「表示できません」というメッセージと共に無意味な画面が出る。しまったというわけで、もう一度「番組表」ボタンを押すと、画面はもう外部入力ではない。スキップするはずの地上波アナログになってしまう。

外部入力(スカパーチューナーから)を頻繁に使う私は、結構この現象に出くわす。どうか「スキップ設定」は、番組表表示にも反映させてもらいたい。

追記:
番組表ボタンの押し間違いだけにしては妙に地上波アナログ画面に出くわすと思っていたら、もうひとつあった。外部入力を表示させた状態で予約確認ボタンを押すと地上波アナログ入力に切り替わってしまう。これは困る。だって、押し間違いではなく、予約を確認したいだけなのだから。

**** どっちも録り ****

同時に2つの録画ができたり、録画しながら再生したり、録画しながら別チャンネルの番組を見たりできるのは快適な機能だ。昔のレコーダーではできないか、あるいは機能が限られていた。DVD-RAMならば録画追っかけ再生まではできた。それでも同時に2つの録画は無理だった。

最初私は、この快適さに心酔した。でも操作に慣れてきて、限りあるハードディスク容量を経済的に使おうとした瞬間から、逆にストレスを感じるようになった。

同時に2つの録画ができるのは、少なくとも一方の録画がDR(デジタル番組の録画をハイビジョン画質でそのまま録画する)モードの場合だけだ。デジタル番組をその他のモード(XP/SP/LP/EPモード)で録画している時は同時録画も同時再生もできない。それだけでなく、テレビには録画番組が表示され、それを変更して別チャンネルを見ることも基本的にはできない。

つまり、DRモード以外を使おうとした瞬間から、どっちも録りどころか、大昔のビデオデッキと同じ動作になる。これならば、XP/SP/LP/EPモードで録画追っかけ再生ができた昔のDVD-RAMレコーダーのほうがましだ。

実際にはハードディスクの容量を食うハイビジョン画質録画よりも、XP/SPモードあたりで録画することのほうが多い。録画モードに関係なく同時録画・同時再生ができないと困る。

追記:
この事情は複雑なので再度実験して確認した。外部入力(私はスカパーチューナーを接続している)にはDRモードはないが、SPなどのモードでも追っかけ再生などの機能に制限はない。ところがデジタル番組(地デジなど)の録画だと話が変わる。デジタル番組はDRモード録画でのみ、追っかけ再生などの多彩な機能が有効になる。SPモードなどで録画すると、なぜか非常に制約が生じる。以下に私が行った3つのテストとその結果を挙げる。

録画1 外部入力1(SPモードなど)録画中
録画2 なし
→追っかけ再生可。
→同時録画再生可。
→地デジなどを同時視聴可。
考察:まったく問題なく多彩な機能が使用可能だった。

録画1 外部入力1(SPモードなど)録画中
録画2 地デジ(DRモード)録画中
→追っかけ再生(録画1録画2のどちらでも)可。
→同時録画再生可。
→チャンネル切替(別チャンネル視聴)不可!
考察:この機械は2番組同時録画ができるのでチューナー2個内臓かなと推測した。それならば、現在チューナーを使って受信中の番組は1つだけだから、他にもう1番組視聴できると思ったが駄目だった。

録画1 地デジ(DRモード以外で!)録画中
録画2 なし
→追っかけ再生不可!
→録画同時再生不可!
→チャンネル切替(別チャンネル視聴)不可!
考察:この場合はまさに昔のビデオデッキと同じ機能にまで制約される。

**** 新番組おまかせ録画 ****

新番組おまかせ録画機能にはメモしておきたい点が2つある。

その1。新番組はある特定の時期に集中して多数発生し、それ以外の時期には滅多にない。しかしおまかせ録画は16番組までしか予約できないので、集中して多数発生する新番組の1週間分には足りない。もっとも、録画日になって予約録画が進むと空きができるので未登録だった新番組が新たに予約される。だから、これだけなら問題ないのだが。

その2。空きができて新番組が新たに予約された後、私は変なことに気づいた。私が知っている新番組がいつまで待っても予約されない。それより後の新番組は予約されているのに。ひょっとすると、私が自分で予約した他の番組と重なったのでそちらが優先されたのか? その後予約の取り消しをいくつか行ったせいか、今見る限りでは他の予約との重複はない。今の状態ならば新番組として予約されていいはずなのに。いちど電源を切って番組表をダウンロードさせてみるが、変わりはない。そこで、新番組おまかせ録画機能をいちど「切」にし、改めて「入」にしてみた。すると、さっきまで登録されていなかった新番組が予約されているではないか。

これはつまり、この機能にはまだ何かしらの問題があるということだ。

もうひとつ、個人的な問題もある。自動的に録画される多数の新番組のうち、本当に見たいものはわずかだ。ひょっとすると皆無かもしれない。つまりメリットは多くない。ところが私の機械は寝ている自分のすぐ横にあるので、深夜録画が増えたために、私はどうも睡眠不足になっているらしい。ハードディスクが起動する小さな音に妙に敏感になった。そして起きても頭がぼんやりして体が少しだるい。いまどき新番組情報はインターネットであらかじめチェックできる。必要なものだけ自分で予約するほうが、健康・安眠のためには良いのではないか。

追記:
新番組おまかせ録画で自動予約されずに録り逃した番組ができた。ダウンロードした番組表のうち、ある特定のローカル放送局の番組記述の中には、この機械が新番組検索に使う文字列が含まれていないと推測される。やはり、新番組は自分でしっかりチェックして予約するのがいい。


コメント(1)  トラックバック(1) 

コメント 1

コメントの受付は締め切りました
blueclouds

DVDのトレイを出すためのボタンがなぜか機器の反対側の端に付いている件ですが、ひとつ思い当たりました。私の職場にあるDVDプレーヤーが、開閉ボタンを押してトレイを出すとボタンがトレイの下に隠れて、閉じる時には押せないのです。トレイ自体を押せば引っ込むのですが、開閉ボタンで引っ込めたい気もします。こういう事態を避けるために、つまりトレイの真下を避けるためにボタンを反対側の端に付けた可能性があります。ところでついでに書かせてください。電源ボタンを押さずにトレイを出すボタンを押して起動しながらトレイを出すと、その後かなり長い間トレイを出すボタンが無効になります。押してもトレイは引っ込みません。トレイをかなり無理やり手で押し込むと入ってくれますが、ちょっと残念です。
by blueclouds (2008-10-29 20:27) 

トラックバック 1